
営業未経験だけど、志望動機で何を書けば他の応募者と差別化できるんだろう…



そんな悩みを抱えているあなたへ!
営業職への転職で最も重要なのは、「なぜこの会社でなければならないのか」を説得力を持って語ることです。
しかし、未経験者の多くが、次のような失敗パターンに陥りがちです。
❌ よくある失敗例1:「コミュニケーション能力に自信があります」
→ これはどの企業にも言えてしまう抽象的な表現。自己PRにはなっても、志望動機にはなりません。
❌ よくある失敗例2:「御社で学ばせていただきたいです」
→ 企業は学校ではありません。採用担当者が知りたいのは「あなたがどう貢献できるか」です。
❌ よくある失敗例3:「前職の経験が活かせると思いました」
→ それだけでは志望動機になっていません。経験を活かせる企業は他にもあるはず。なぜこの企業なのか?
実は、マンパワーグループの調査によると、未経験者採用で企業が最も重視するのは「仕事への意欲」(47.7%)、「人柄」(46.0%)、「コミュニケーション力」(39.0%)です。つまり、スキルや経験よりも、「この会社で働きたい」という志望度の強さと、入社後の貢献イメージが伝わることが最重要なのです。
本記事は、営業職大辞典の関連記事として、未経験から営業職への転職を目指す方が「採用担当者が会いたくなる志望動機」を作成できるよう、具体的な書き方と例文をお伝えします。
- 「なぜこの会社なのか」を説得力を持って語れる志望動機の構成が分かる
- 営業タイプ別(6タイプ)の志望動機例文が手に入る
- 面接官に刺さるNGパターンを回避できる



最後までお付き合いください!
面接官が営業未経験者の志望動機で見ている3つのポイント


採用担当者が未経験者の志望動機で見ているのは、「Why Sales?(なぜ営業なのか)」「Why Now?(なぜ今なのか)」「Why This Company?(なぜこの会社なのか)」の3つのロジックです。
この3つが明確に語れる志望動機は、面接官に「この人は本気だ」と思わせることができます。
①Why Sales?(なぜ営業なのか)— 過去の原体験から語る
単なる憧れや「稼ぎたい」という理由だけでは、採用担当者の心は動きません。過去の具体的な経験から「営業」を選んだ必然性を語ることが重要です。
ポイント:
- 「顧客の課題解決」や「成果の追求」に興味を持った原体験を言語化する
- 前職で培ったポータブルスキル(例:販売職のヒアリング力→営業の課題発見力)を抽象化する
- 「なぜ他の職種ではなく営業なのか」という転職理由の整合性を持たせる
具体例:
「前職の接客業で、お客様から『あなたに相談して本当に良かった』と言われた経験が、営業職への興味のきっかけです。単に商品を売るのではなく、相手の悩みを引き出し、最適な解決策を提案するプロセスに大きなやりがいを感じました。特に印象に残っているのは、『予算内で最適な商品を見つけたい』と相談された際、ライフスタイルを丁寧にヒアリングすることで、お客様自身も気づいていなかったニーズを引き出せた経験です。この『課題発見→解決提案』という営業の本質に魅力を感じ、キャリアチェンジを決意しました」
②Why Now?(なぜ今なのか)— 志望度の強さを「過去からの価値観」or「努力」で示す
「どれくらいの志望度の強さなのか」を訴求することが最重要です。ここで差がつきます!
パターンA:「過去から大事にしている価値観」とのマッチングを語る
「ふと思い立った」のではなく、「過去から一貫して大事にしている価値観」が、この営業職・この会社で実現できると語ることで、志望度の深さを示せます。
具体例:
「私は学生時代から、『人の役に立つ実感を直接得られる仕事』を大切にしてきました。前職の事務職では、社内業務の効率化に貢献できましたが、『自分の仕事が誰の、どんな課題を解決しているのか』が見えづらいことに物足りなさを感じていました。営業職であれば、顧客と直接向き合い、課題解決の最前線で『ありがとう』を直接受け取れます。この価値観を実現できるのは営業職だと確信し、20代のうちにキャリアチェンジを決断しました」
パターンB:「思い立ってから現在に至るまでの努力」を具体的に示す
志望度の強さは、「どれだけ準備してきたか」で測られます。具体的な行動を示しましょう。
具体例:
「営業職への転職を決意してから、約半年間、準備を続けてきました。具体的には、営業職で活躍している友人3名に話を聞き、SaaS営業の書籍を5冊読み込み、ITパスポート資格を取得しました。また、現職でも『提案型の業務』を意識し、上司への報告時には必ず『課題→解決策→期待効果』の構造で伝えるよう心がけています。この半年間の準備を通じて、営業職への志望度は確信に変わりました」
③Why This Company?(なぜこの会社なのか)— 企業特定性を3つの視点で語る
「なぜ他社ではなくこの会社なのか?」を明確に語れないと、志望動機として成立しません。可能であれば「業界を志望する理由」→「その中でもなぜ応募先企業なのか」と段階分けできるとベストです!
3つの視点から企業特定性を語る:
- 商材:なぜその商材でなければならないか(自身の価値観・経験とリンク)
- 営業スタイル:新規/既存、法人/個人、分業/一気通貫など
- ビジョン・理念:企業や営業スタイルの「型」を理解した上での選択理由
具体例:
「御社を志望するのは、3つの理由があります。1つ目は、御社の会計SaaSが『中小企業でも導入しやすい価格帯と操作性』を実現している点です。私は前職の経理業務で、大手製品の複雑さに苦労した経験があり、中小企業こそDX支援が必要だと実感していました。2つ目は、The Model型の分業体制です。インサイドセールスからキャリアをスタートし、段階的にスキルを磨ける環境に魅力を感じています。3つ目は、『中小企業の生産性向上に貢献する』というミッションです。私の実家も地方の中小製造業であり、この想いに強く共感しました」
営業未経験者が志望動機に盛り込むべき3つの要素


志望動機は、「きっかけ」「なぜこの会社なのか(理念+入社後の貢献+なりたい姿)」「活かせる経験+企業特定性+どうなりたいか」の3要素で構成します。
要素①「きっかけ」— 営業に興味を持った原体験を語る
「いつ・どこで・何を経験して」営業に興味を持ったかを具体的に語ることで、志望動機に説得力が生まれます。
抽象的な「成長したい」ではなく、具体的な出来事を起点にして、エピソードは数字や相手の反応を含めて臨場感を持たせましょう。
具体例:
「前職の販売職で、あるお客様が『商品選びで迷っている』と相談に来られました。お話を丁寧に聞くと、実は商品そのものではな『使い方が分からない』という課題がありました。使い方を分かりやすく説明し、ライフスタイルに合わせた商品を提案したところ、『あなたに相談して本当に良かった』と喜ばれ、その後も月に一度は来店いただけるようになりました。この経験から、相手の潜在ニーズを引き出し、解決策を提案する営業職に強い興味を持ちました」
要素②「なぜこの会社なのか」— 理念+入社後の貢献+なりたい姿をセットで語る
理念への共感を語るのはOKですが、「理念に共感した」だけでは不十分です。
必ず「理念を原動力に、入社後どんな仕事ができるのか・どう貢献できるのか・どんな人材に成長できるのか」まで語ることが重要です。
具体例:
「御社の『中小企業のDX支援を通じて日本の生産性向上に貢献する』という理念に強く共感しました。私の実家も地方の中小製造業を営んでおり、IT化の遅れによる業務非効率を目の当たりにしてきました。だからこそ、入社後は、中小企業特有の『予算制約』『IT人材不足』といった課題を深く理解した上で、導入ハードルを下げる提案ができると考えています。この理念を原動力に、3年後には『中小企業のDX支援のスペシャリスト』として、年間50社以上の生産性向上に貢献できる人材に成長したいです」
要素③「活かせる経験」+「なぜこの企業なのか」+「どうなりたいか」をセットで語る
「前職の経験が活かせる」だけでは単なる自己PRです。
「経験を活かせる企業は他にもあるはず。その中でもなぜこの企業なのか?」を必ず説明し、「どのように貢献できるのか?どうなっていきたいのか?」までセットで語ることが必須です。
具体例:
「前職の接客業では、月間200名以上のお客様対応を通じて、短時間で相手のニーズを引き出すヒアリング力を磨きました。この経験は、営業職の初回商談でのラポール形成に活かせると考えています。しかし、このスキルを活かせる企業は多数あります。その中でも御社を志望するのは、『未経験者でも活躍している社員が多い』という点です。実際に御社の社員インタビューで、未経験から3年で部門トップの成績を残した方の記事を拝見し、『正しい努力をすれば成果が出る環境』だと確信しました。私も、このヒアリング力を武器に、1年目で月間アポイント獲得数30件を達成し、3年後にはフィールドセールスとして年間受注額5,000万円を目指します」
【営業タイプ別】営業未経験志望動機の例文とアピールポイント解説


ここでは、営業職大辞典で解説した6つのタイプ別に、具体的な志望動機例文を提示します。



各例文のように、必ず「御社を志望するのは〜だからです」と主訴から始めることを意識しましょう。
Type1(デジタル・サブスクリプション型/IT・SaaS営業)の志望動機
御社を志望するのは、3つの理由があります。
1つ目は、中小企業向けの会計SaaSという商材です。私は前職の経理職で、大手製品の複雑さに苦労した経験があり、『中小企業こそシンプルで導入しやすいツールが必要』だと実感していました。御社のSaaSは、まさにこの課題を解決できる商品です。
2つ目は、The Model型の営業体制です。インサイドセールスからキャリアをスタートし、段階的にスキルを磨ける環境に魅力を感じています。
3つ目は、『日本の生産性向上に貢献する』というミッションです。
入社後は、経理経験者だからこそ分かる顧客の痛みを武器に、月間30件のアポイント獲得を目指します。将来的にはカスタマーサクセスとして、導入企業の業務効率化を長期的に支援し、解約率の低減に貢献したいです。
Type2(ヒューマンキャピタル型/人材営業)の志望動機
御社を志望するのは、『人の人生の岐路に関わる仕事』ができるからです。
前職の店舗マネージャーとして、スタッフの採用・育成を担当し、一人ひとりの強みを活かせる配置を行うことで、定着率を業界平均より15%向上させました。この経験から、より深く個人のキャリアに関わる人材紹介の仕事に魅力を感じました。
御社の両面型営業スタイルは、求職者と企業の双方を深く理解できるため、より精度の高いマッチングが可能だと考えています。また、御社の『求職者ファースト』という理念に強く共感しました。
入社後は、この理念を原動力に、求職者の本音を引き出す傾聴力を活かし、1年目で月間10件以上の成約を目指します。3年後には、『この人に相談したい』と指名される、キャリアアドバイザーになりたいです。
Type3(サプライチェーン・インダストリー型/メーカー・商社営業)の志望動機
御社を志望するのは、『日本のモノづくりを支える産業機械』という商材に魅力を感じたからです。
前職の小売店では、メーカー担当者と協力して売場づくりを実施し、売上を前年比130%に伸ばしました。メーカー営業の方が製品への深い愛情を持ち、顧客に最適な提案を行う姿に強く憧れました。
御社の産業機械は、製造業の生産効率向上に直結し、社会インフラを支える仕事です。技術的な知識が必要な分野ですが、入社を決意してから機械工学の基礎を独学し、現在も学習を続けています。
入社後は、既存顧客との長期的な信頼関係を大切にしながら、新規開拓にも挑戦し、5年後には担当エリアでシェアNo.1を実現したいです。
Type4(アセット・ファイナンス型/金融・不動産営業)の志望動機
御社を志望するのは、『お客様の人生で最も大きな買い物』に関われるからです。
前職の保険営業では、お客様のライフプランを丁寧にヒアリングし、10年後・20年後を見据えた提案を行うことで、年間契約件数60件を達成しました。不動産は、保険以上に人生に影響を与える買い物であり、より深い信頼関係と専門知識が求められる点に魅力を感じています。
御社は投資用不動産だけでなく、実需の住宅販売にも注力されており、多様なお客様のニーズに応えられる環境です。また、『未経験でも活躍している社員が多い』という点も志望理由です。社員インタビューで、未経験から2年でトップセールスになった方の記事を拝見し、確信を持ちました。
入社後は宅建資格を1年以内に取得し、3年目には年間売上1億円を目指します。
Type5(リテール・フィールド型/消費財・ラウンダー営業)の志望動機
御社を志望するのは、『身近な商品を、データ分析で最大化する』という仕事に魅力を感じたからです。
前職のドラッグストア店員として、POSデータを分析して売れ筋商品の傾向を把握し、季節や天候に合わせた売場レイアウトを提案しました。この結果、担当カテゴリーの売上を前年比125%に伸ばすことができました。
御社のラウンダー営業では、小売店舗を巡回しながら、店舗ごとの顧客層や売れ筋を分析し、最適な売場づくりを提案できる点に強く惹かれています。
入社後は、生活者の目線を持ちながら、データ分析力も活かして、担当エリアの売上向上に貢献したいです。3年後には、『この人に任せれば売上が上がる』と小売店から信頼されるラウンダーになりたいです。
Type6(ハイレベル・コンサルティング型/DX支援・経営支援)の志望動機
御社を志望するのは、『顧客の経営課題そのものを解決する』という仕事ができるからです。
前職のシステムエンジニアとして、クライアント企業の業務フローを分析し、最適なシステムを設計してきました。その中で、『技術導入だけでは解決しない経営課題』が多く存在することに気づきました。
御社のDX支援コンサルティングは、技術導入だけでなく、組織変革や業務プロセス改善まで包括的に支援されており、より本質的な課題解決に携われると考えました。また、『未経験でも活躍している社員がいる』という点も志望理由です。社員インタビューで、SE出身で2年目からプロジェクトリーダーを任された方の記事を拝見し、私も挑戦できると確信しました。
SE経験で培った論理的思考力と、経営層との折衝経験を活かし、早期にキャッチアップします。



かなりざっくりとした内容になっています。これを実際の応募先企業の求人情報や皆さんの経験に合わせてカスタマイズしてください!
絶対に避けるべき営業未経験NG志望動機パターン4選と改善策


ここでは、未経験者が陥りがちなNG志望動機と、その改善案を解説します。
NG例①「育成制度が整っているので志望しました」
「制度に甘えている」「受け身な姿勢」に見えてしまうため、避けましょう。企業は学校ではなく、貢献してくれる人材を求めています。育成制度を志望理由にすると、「この人は自分で学ぶ意欲がないのでは?」と不安視されてしまいます。制度が整っていること自体ではなく、「未経験でも活躍している人が多い」という実績を事例として挙げながら、「未経験からでもチャレンジしたい!」というやる気をアピールするとよいでしょう。
改善例:
「御社を志望するのは、『未経験から3年でトップセールスになった社員が複数いる』という実績があるからです。社員インタビューで、未経験者が正しい努力を積み重ねることで成果を出せる環境だと確信しました。私も、前職で培ったヒアリング力を武器に、1年目で月間アポイント獲得数30件を達成し、早期に戦力になりたいです」
NG例②「御社の理念に共感しました」だけで終わる
理念に共感すること自体はOKです!しかし、「共感した」だけではただの感想なので、志望動機としては不十分です。「理念を原動力に、入社後どんな仕事ができるのか・どう貢献できるのか・どんな人材に成長したいのか」まで語る必要があります。理念への共感を起点に、「入社後の貢献」「なりたい姿」までセットで伝えましょう。
改善例:
「御社の『中小企業のDX支援を通じて日本の生産性向上に貢献する』という理念に強く共感しました。私の実家も地方の中小製造業であり、IT化の遅れを目の当たりにしてきました。だからこそ、入社後は中小企業特有の『予算制約』『IT人材不足』といった課題を深く理解した上で、導入ハードルを下げる提案ができると考えています。この理念を原動力に、3年後には『中小企業のDX支援のスペシャリスト』として、年間50社以上の生産性向上に貢献したいです」
NG例③「これまでの経験が活かせると思ったから」だけで終わる
これは単なる自己PRで、志望動機ではありません。「志望動機聞いてるんだけど?」と面接官によっては、あならのコミュニケーション面に不安感を覚えるケースもあるでしょう。経験を活かせる企業は他にもあるはずです。必ず、「経験が活かせる」+「なぜこの企業なのか」+「どう貢献するか」+「どうなりたいか」をセットで説明しましょう。
改善例:
「前職の接客業で培ったヒアリング力は、営業職で活かせると考えています。しかし、このスキルを活かせる企業は多数あります。その中でも御社を志望するのは、『未経験でも活躍している社員が多い』という点です。社員インタビューで、未経験から3年で部門トップになった方の記事を拝見し、確信を持ちました。私も、このヒアリング力を武器に、1年目で月間アポイント獲得数30件を達成し、3年後にはフィールドセールスとして年間受注額5,000万円を目指します」
NG例④「給料などの待遇が良いので」だけで終わる
本音を伝える素直なお人柄は魅力的ですが、これだけでは合格は難しいです。仕事内容への興味・貢献意欲が見えず、「すぐ辞めるのでは?」と懸念されます。待遇への関心は正直に語りつつ、「仕事への熱意」「貢献意欲」を必ずセットにしましょう。



「あなたは実家が太いから結婚してほしい」とアプローチされてもよい印象は持ちにくいですよね。どうしてもそこをフックにアプローチしたいのであれば「そんなあなたと結婚するからこそ~~~」という補足説明は必ずセットにする必要があるでしょう。
改善例:
「御社を志望するのは、成果が報酬に直結するインセンティブ制度に魅力を感じたからです。前職の固定給制では、どれだけ成果を出しても評価が変わらず、モチベーション維持が難しい面がありました。しかし、御社では『成果を出せば正当に評価される』環境があります。私は、高い目標にチャレンジし、3年後には年収800万円を実現することで、家族により良い生活を提供したいです。そのために、1年目から月間アポイント獲得数30件を目指し、早期に成果を出します」
営業未経験者が志望動機を磨く3ステップ実践ガイド


志望動機は、一度書いて終わりではありません。何度も見直し、磨き上げることで、採用担当者の心に響く内容に仕上がります。ここでは、志望動機を完成させるための実践的な3ステップをご紹介します。
ステップ① 自分の経験を棚卸しする
志望動機を書く前に、まずは自分のこれまでの経験を整理する作業から始めましょう。
前職でどんな成果を上げたのか、どんなスキルを身につけたのか。これらを具体的に洗い出すことで、志望動機に盛り込むべき「武器」が見えてきます。
特に重要なのは、成果を「数字」で表現することです。「売上を伸ばした」ではなく「売上を前年比130%に伸ばした」、「お客様に喜ばれた」ではなく「顧客満足度を90%まで回復させた」と具体的に示すことで、説得力が格段に上がります。
また、失敗経験も大切な財産です。「このとき失敗したけれど、そこから〇〇を学んだ」というストーリーは、面接官に「この人は成長意欲がある」という印象を与えます。上司や同僚から受けたフィードバックも、自分では気づかなかった強みを発見するヒントになります。
例えば、以下のような形で整理してみましょう。
【経験の棚卸しシート例】
| 出来事 | 使ったスキル | 数字で示せる実績 |
|---|---|---|
| 新商品の売上向上施策を実施 | 顧客ヒアリング力、データ分析力 | 売上前年比130%達成 |
| 難易度の高いクレーム対応 | 傾聴力、問題解決力 | 顧客満足度90%回復 |
この棚卸し作業を丁寧に行うことで、「なぜ営業なのか」「どんな経験が活かせるのか」が明確になり、志望動機の土台が固まります。


ステップ② 営業タイプを絞り込み、「なぜこの企業なのか」を3つ挙げる
経験の棚卸しが終わったら、次は自分に合った営業タイプを絞り込む作業です。
営業職と一口に言っても、IT業界のインサイドセールスと不動産の個人営業では、働き方も求められるスキルもまったく異なります。まずは営業職大辞典で解説している4変数(顧客・商材・収益・プロセス)と6つのタイプを参考に、自分の希望や適性を整理しましょう。
BtoBとBtoCのどちらが合っているか、有形商材と無形商材のどちらに興味があるか、フロー型とストック型のどちらで働きたいか、分業型と一気通貫型のどちらが自分のスタイルに合うか。これらを明確にすることで、応募する企業の方向性が定まります。
そして最も重要なのが、「なぜこの企業なのか」を最低3つは言語化することです。
商材に共感したのか、営業スタイルが自分に合っていると感じたのか、企業の理念やビジョンに惹かれたのか、未経験者の成長実績があるのか。具体的な理由を3つ以上挙げられれば、「この人は本気でうちに入りたいんだな」と面接官に伝わります。
例えば、以下のように整理してみましょう。
【企業選定の理由整理シート例】
なぜこの企業なのか?
- 商材:中小企業向けSaaS(自分の価値観と一致)
- 営業スタイル:The Model型の分業体制(段階的に成長できる)
- 実績:未経験から3年でトップセールスになった社員がいる(成長環境が整っている)
この3つが明確になれば、志望動機の「Why This Company?」のパートが一気に説得力を持ちます。
まだ自分に合った営業タイプが分からないという方は、ぜひ営業職大辞典で6つのタイプを詳しく理解することをおすすめします。自分の強みや価値観と照らし合わせることで、より説得力のある志望動機が作れます。
ステップ③ 第三者にフィードバックをもらう
志望動機を書き上げたら、必ず第三者の目でチェックしてもらいましょう。
自分では完璧だと思っていても、客観的に見ると「他の企業にも当てはまる内容になっている」「入社後の貢献が具体的に書かれていない」といった問題が見つかることがあります。
フィードバックをもらう相手は、家族や友人ではなく、営業経験者や転職エージェントなど、採用の視点を持っている人がベストです。彼らは「企業が何を求めているか」を熟知しているため、的確なアドバイスをもらえます。
フィードバックを依頼する際は、「この志望動機を読んで、私を採用したいと思いますか?」「他の応募者と差別化できていますか?」といった率直な質問を投げかけましょう。少し厳しい意見をもらうかもしれませんが、それこそが志望動機をブラッシュアップする最大のチャンスです。
特に確認してもらいたいポイントは以下の3つです。
まず、「なぜこの企業なのか」が明確に語れているか。他社にも言えてしまう内容になっていないか、企業特定性がしっかり伝わっているかを確認しましょう。
次に、「入社後の貢献」と「なりたい姿」まで語れているか。理念への共感や経験のアピールだけで終わっていないか、具体的な数値目標やキャリアビジョンが示されているかをチェックしてもらいましょう。
最後に、他の応募者と差別化できているか。誰にでも書けそうな抽象的な内容ではなく、あなただけの経験や価値観が反映されているかを見てもらいましょう。
このフィードバックを受けて、何度も書き直すことが、採用担当者の心に響く志望動機を作る唯一の方法です。面倒に感じるかもしれませんが、ここで手を抜かないことが、内定への最短距離になります。
営業未経験者の志望動機 まとめ


ここまで、未経験から営業職への転職を成功させるための志望動機の書き方を解説してきました。
未経験から営業職への転職は、正しい志望動機の作り方を知れば、十分に実現可能です。企業が未経験者に求めているのは、完璧なスキルではなく、「この会社で働きたい」という強い意欲と、入社後に成長して貢献できるポテンシャルです。
この記事を参考に、「採用担当者が会いたくなる志望動機」を作り上げて、理想のキャリアを掴み取ってください。



あなたの転職活動が成功することを、心から応援しています!









コメント