「24時間の1%を、未来の自分のために使う」という社会人1年目での大きな学び

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「24時間の1%を、未来の自分のために使う」という社会人1年目での大きな学び
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新卒で入社した1年目、メンター役のような先輩からこんな言葉をもらったことがあります。

1日のうち1%くらいは、自分の未来のことを考えられるようになれよ

当時は朝方まで飲みに連れ回されるのが当たり前だった時代だったので、睡眠不足や二日酔い状態が続く、幸せなのか劣悪なのかわからない毎日の中で、なぜかこの一言だけは、今もはっきり覚えているんですよね。それだけ印象的でした。

目次

「社会人として大切なことって何ですか」と聞いた、その答え

「社会人として大切なことって何ですか」と聞いた、その答え

その言葉が出てきたのは、私が当時のメンターに「社会人として大切にすることって何ですか」と、ふわっと聞いた時のことでした。

明確な答えを期待していたわけではなかったのですが、返ってきたのは、想像よりずっとシンプルな一言。正直、最初は意味がよく分からなくて、「それだけ?」と思った記憶もあります。

でも、その日から数日、数週間と経つうちに、じわじわと意味が染みてきました。シンプルなことの積み重ねが、未来につながっていく——そういうことなのかもしれない、と。

同時に、こうも思いました。「毎日たった15分も、自分のために割けないようでは、たぶん何も変わらないな」と。

1日24時間の1%は、約15分

1日24時間の1%は、約15分

1日は1,440分。その1%は、約15分です。

たった15分。これなら、誰でも今日から始められます。

「やる気が出たら本気でやろう」「準備が整ったら始めよう」と思い続けて、結局何も始められなかった経験、誰しもあると思うんですよね。私もそうでした。でも「1%なら?」と問い直されると、急にハードルが下がる。

むしろ15分じゃ足りないんじゃないか・・・なんて思う時間の短さですよね。これが継続するための鍵なのですが。

データで見る、日本人の”自分のための時間”

データで見る、日本人の"自分のための時間"

少し気になって調べてみたのですが、日本人の現実は、なかなか厳しい数字が出ています。

総務省令和3年社会生活基本調査」によれば、日本人(10歳以上)が「学習・自己啓発・訓練」に使う時間は、1日平均13分。5年前の前回調査からまったく変化していません。さらに、過去1年間に何らかの学習・自己啓発を行った人は、全体の39.6%にとどまります

国際比較で見ると、もっと際立ちます。パーソル総合研究所が世界18カ国・地域で実施した「グローバル就業実態・成長意識調査(2022年)」では、勤務先以外で「とくに何もおこなっていない」と答えた人の割合は、日本が52.6%でワースト1位。全体平均の18.0%を大きく上回りました。

数字だけ見ると、なんだか暗い気持ちになるかもしれません。でも、見方を変えれば、「ほんの15分でも自分のために使えば、もう日本の平均を超えている」とも言えるんですよね。

私が15分に充てたのは「振り返り」

私は「振り返り」に、その15分を使ってきた

ところで、その「1%=15分」を、私は何に使ってきたかというと——勉強や読書ではなく、毎日の振り返りに使うことが多かったです。

「資格を取る」「副業のスキルを上げる」みたいな大きな投資ではなくて、「今日、何がうまくいって、何がうまくいかなかったか」を、ぼんやり振り返る15分。地味です。でも、これが一番続いてきた感覚があります。

実は、これには裏付けもありました。ハーバード・ビジネス・スクールのジアダ・ディ・ステファノらの研究(2016年)では、1日の最後の15分を「学んだことの振り返り」に使ったグループは、最終評価試験のスコアが23%高かったと報告されています。

新しい知識を増やすより、すでにある経験を整理する方が、効果が大きい——そういう研究結果でした。新卒時のメンターの言葉と、最新の経営学研究が、奇妙にも同じ方向を指していたんですよね。

何事も冷静な現状把握から始まります。今後も継続していきたいですね。

「久々に15分取ってみるか」くらいの軽さで

「久々に15分取ってみるか」くらいの軽さで

正直に書くと、私もルーティンが崩れることは少なくありません。本業、副業、家庭の事情。日々のなかで「1%の15分」が確保できないことなんて、いくらでもあります。

でも、それでもいいと思っています。毎日完璧に続けることが目的じゃなくて、「未来の自分のために少しだけ時間を使う」という意識を、なんとなく持ち続けることが大事なのかなと。

「久々に15分取ってみるか」「あ、いまなら15分だけならできるか」——そんな軽さで、ふと自分のために時間を使ってみる。

新卒の時にメンターからもらったあの言葉は、今も心の中で生きていて、ときどき思い出すんですよね。

未来の自分は、たぶん「ありがとう」とは言ってくれません。でも、過去の自分が積み重ねた15分の上に、今の自分が立っているのは、間違いないと感じています。

引用元・参考文献

  1. 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果 結果の要約」(2022年8月公表)公式PDF
  2. パーソル総合研究所「グローバル就業実態・成長意識調査(2022年)」(2022年11月公表)公式ページ
  3. Di Stefano, G., Gino, F., Pisano, G. P., & Staats, B. R. (2016). “Making Experience Count: The Role of Reflection in Individual Learning.” Harvard Business School NOM Unit Working Paper No. 14-093. SSRN

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筆者紹介

キャリアスイッチ通信(caswitch.com)運営者

・元 転職エージェントキャリアアドバイザー
 営業職の方を中心に、転職活動をサポート
 累計カウンセリングは3,500件以上/転職斡旋人数は約400名
・現在はフリーランスマッチングサービスに在籍
・自閉症っ子・発達障害っ子のお父ちゃん
【保有資格】
国家資格キャリアコンサルタント/ GCDF-Japanキャリアカウンセラー
プロティアン認定ファシリテーター/基本情報技術者

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